王ヶ頭 in 美ヶ原①   

2013年6月1日 天気:曇り

「王ヶ頭」とは長野県の美ヶ原高原の山頂の名称です。その山頂に建っているホテルが「王ヶ頭ホテル」で、過去に美ヶ原登頂をした際にカレーライスをホテル内で食べましたが、その時に見たホテルの堂々たる風貌、その年季、スタッフの対応、周辺の素晴らしい景色・・・など惚れる部分がたくさんあったワケで、1度でいいから泊まってみたいと思ったんですね。半年くらい、こそこそと計画を立ててました。

 美ヶ原に向かうには中央道で

表題に中央道と書きましたが、出発地点が東京からだったので中央道を使っただけです。美ヶ原へ向かうルートとしては「関越道+上信越道」や、気長に「下道」を使うと言ったコースがありますので、一番疲れないコースを選びましょう。一番早く到着するのは「中央道」経由かな?

 〇石川PAで今度は黄色の熊 6時50分

中央道の最初にある石川PAです。「赤い熊を求めて」で赤い熊を買っちゃいましたが、それ以降「青い熊」や「白い熊」、「紫の熊」と色々見てきましたが、「黄色い熊」がとうとう出てきたか・・・どこまで増殖するんだ?でも愛嬌ある顔だよな~でも今回は衝動買いはしませんぜ。

 〇談合坂SA 7時45分

ドックランの標識の上で器用にチョコンと座っているツバメを発見。ツバメを見かけると夏が近づいてきたな~って感じがしますよね。さてさて何を見ているんだろうか?同じ方向を向くと畑が見える・・・

 昼食前の寄り道です

諏訪市まで入ってきました。せっかく長野県まで来ているんで昼食は信州蕎麦を食したい気分・・・、ってことで店を予約しているんですが、時間が余り過ぎているので時間潰しが出来る場所はないかな~と探しているワケ。こういう時にスマホって本当に重宝しますね。

 〇諏訪高島城 10時20分



1500年代、諏訪氏が築いて居城にしたと言われています。小さめの城ですが庭園は緑が溢れる環境です。

諏訪ICを降りて県道487号線を進み、後は地図を見ながら諏訪高島城を目指します。駐車場は城の裏手にあります。スペースが小さいので満車になっている可能性がありますね。庭園だけでなく、城内に入って見学も出来るので時間があっという間に過ぎます。時間潰しのハズが思わぬ発見に満足です。

 〇高島城周辺 11時15分


こじんまりした城でしたが見応えはありました。綺麗に整えられた庭園も良い味を出しており、気付いたら2時間もここにいましたよ。年を重ねて城がだんだん魅力に思えるようになってきたのかも?

 お待ちかねの昼食タイム!

昼食場所の蕎麦屋は諏訪湖の近く。諏訪湖周辺にある県道50号線を目指し走行中。こんな所のどこに蕎麦屋があるんだ?なんて気持ちが漂いますが住所を頼りに進みます。「すわっ子ランド」に行ったら進み過ぎなので分岐点を見落とさないように。google mapでも「蕎麦屋 花尋庵」がありました。

 〇蕎麦屋 花尋庵 12時30分


当初予定していた14時予約を13時予約に変更したあげく、12時30分に突っ込む悪態ぶり(笑) 何のための予約だか分からん(笑) そんで蕎麦の味ですが、蕎麦も天ぷらも美味しいの一言。蕎麦には独特のコシがあり食べごたえ抜群。天ぷらも揚げ方が上手でサクッとした食感が楽しめます。口コミの通り満足な昼食でした。ただし、店の場所は少々分かりにくいし、駐車場は狭すぎる・・・。

 休憩を取りながら美ヶ原を目指します

王ヶ頭ホテルは美ヶ原の頂上、「王ヶ頭」って場所に建っています。その王ヶ頭へは直接のマイカー進入は禁止されているため、途中にある山本小屋に車を置いて、後はホテルまで歩いて向かわなければいけません。歩くのは御免被るって時は、山本小屋から王ヶ頭ホテルの間を動いている無料送迎バスに乗るのも手。

 〇三峰茶屋 13時20分


ビーナスラインに乗った後の山本小屋までは長い距離となりますので休憩をこまめに。キノコ汁が売店で売られていたので何の躊躇もなく購入。ちょっと風が強くて温まりたかったんです。トイレも併設されていますが1回100円の使用料が必要です。大きい写真の中央に電波塔が建っているの見えますか?そこが王ヶ頭ホテルの場所です。まだまだ先は長いな~歩いたら5時間はかかりそうです(笑)

 〇県道460号線 13時55分


ビーナスラインはそれほど難路ってワケじゃありませんがスピードの出し過ぎには注意です。全面舗装でセンターラインもハッキリしているので安心して走行できます。県道460号線から県道178号線に合流します。

 〇ここが山本小屋 14時00分

山本小屋に到着しました。無料駐車場なので空いているスペース、山本小屋に近い場所を陣取ります。王ヶ頭ホテルへの送迎バスはここから出発しますので、バスまでの荷物の運搬がなるべく面倒にならないようにと近づけています。バスの出発時間は確か2時30分から30分間隔だったと思います。気になる場合は小屋に尋ねるのが手っ取り早い。店内は宿泊可、土産充実、食堂ありです、

 〇美しの塔 14時40分


バスに荷物を預けた(お願いした) あと、私は美ヶ原を歩きます(´∀`σ) 美しの塔の中に鐘があり、これをカンカンって鳴らすことが出来ますが、最初はこのカンカンって鳴らすのがちょっと難しい・・・。コツがあるな。

 〇美ヶ原高原 15時00分

見渡す限り高原!ちょい曇っていますが、高原の魅力は曇っていても素晴らしいものです。

 〇王ヶ頭ホテルに到着 15時30分



山本小屋から出発して1時間程で王ヶ頭ホテルに到着できます。これをバス利用だと15分で到着出来ますので体調に応じて選べます。ホテル前に着いたら従業員の方が何名か外にいて「お疲れ様で御座いました、荷物をお預かりしております」と言ってきてビックリ。ずっと待っててくれたようです。

 王ヶ頭ホテルで満喫気分

王ヶ頭ホテル内の写真について「HP展開可能か?」と伺ったらオーナーさんから渋い顔をされてしまったのでUPしませんが、料理は和洋で美味いしスタッフも楽しい!ビールたくさん飲んだなぁ~夜には天体観測ショーやスライドショーなど飽きるコトがないほどイベントが充実しています。天体望遠鏡で土星も見せてくれました。確かに輪っかがある!見れたときは感動でしたね~。温泉も広々で部屋も廊下もとても綺麗!

他にもスタッフさんが色々なマメ知識を教えてくれましたよ!

美しの塔 ⇒ 遭難者を発生させないよう「目印」として美しの塔を建てた

塩くれ場 ⇒ ウシも塩を食べないとダメ・・・と言う訳で「塩を食べさせる場所」と判明

シカの生体 ⇒ 目にライトを当てるとシカが動けなくなる!登山で前夜出発の際に出くわしたら注意

シカも生息 ⇒ 美ヶ原ではウシの放牧をしているが、なんと周辺にシカが1000頭も潜んでいる!

実は家族旅行で来ています。宿泊料金は少々割高(私は1泊20000円) となっちゃいますが、久々に満喫出来るホテルに大満足です。スタッフの極め細やかな対応や宿泊者を飽きさせない様々な努力をしている、と言う事が本当に伝わり、こちらも何かと応援したくなる雰囲気なんですね。また山の上に建っていることもあり、朝も昼も夜も騒がしくなくとても静かな1日を過ごせます。そういやぁ私は何回温泉に入ったんだろう(笑)