十石峠から八ヶ岳へ   

2012年5月25日 天気:雨

今回は八ヶ岳の東側を巡るドライブを計画しました。難度のある埼玉県秩父市の国道299号線を十石峠の方面に走らせ長野県佐久市に進入し、続いて八ヶ岳の麓まで進んでいくルートをたどります。その十石峠は険しいルートって聞いています。その上、途中で雨が降ってきてしまい雄大な八ヶ岳の姿が見えずとなりましたが・・・仕方ない。雨が降ってもドライブは楽しいものです。それではLet's go for a drive!

 国道299号線を辿り十石峠まで向かいます

十石峠の入り口・・・かどうかは分かりませんが、スタート地点は県道45号線の交差点辺りからのようです。それまでは国道299号線をひたすら車で走り続けますが、やっぱりこの道(国道299号線) は長い長い!どこまで続くんだ!? そしてスタート地点までの道のりも長い!

 〇道の駅 あしがくぼ 7時15分

飯能市から国道299号線を走り続けて数十分。ちょっと疲れてきたので、まずは「道の駅 あしがくぼ」でコーヒー牛乳を飲んで休憩を取ります。すぐそばに流れる川が綺麗で魚が泳いでいそうですね。今回は見当たらずでしたが、魚だけじゃなく都心じゃ見かけない希少な動植物もいるかもしれないな。

 〇道の駅 上野 9時20分


秩父市街を抜け、さらに国道299号線を山奥に向けてグネグネ走ります。途中の交差点を左折して道の駅に到着。木工細工が一番の売りで、どれもこれも綺麗で繊細で・・・そして価格は高い(笑) 箸やカップも全て木工製で作られているので、"和"がお好きな方は一度行ってみては如何でしょうか? 遠いですけど(^_^ゞ

 これから十石峠に入ります

国道299号線を西に進むと十石峠を指す青看板が出てきます。ここから峠道となり、より一層グネグネした道が出てくることになります。ただ今回に限っては自然災害の影響が原因で、まさかの入り口手前で通行止めの措置が取られていました。「通りたきゃ通りなさい・・・死んでもいいなら・・・」って声が聞こえてきそうです。

 〇十石峠への入り口 9時50分

十石峠はこの先ですよって教えてくれる青看板が出てきましたが、近くにある電光掲示板に「全面通行止」の表示が灯されている。落石・・・。え"~どうしよう( ´△`) これ以上先に進むことは出来ませんが、落石の被害に遭うくらいなら思い切って引き返して帰った方がマシですね。でも諦めませんぜ!

 〇ここが"十石峠" 10時30分


通行止めとなった以上は先に進むことが出来ませんので、他に道はないか地図を見て迂回路を探したところ国道299号線以外に県道124号線も十石峠に向かっていることを発見。一旦124号線を南に進み、その途中にある分岐から国道299号線に並行する道に進みます。この道も荒れた感じがして危ない危ない。石が転がっています。そうして到着した十石峠の最高点。展望台があり、そこから遠くの景色が望めましたね。

 八ヶ岳の周辺まで来ています

十石峠を無事に下りきると長野県佐久市に入ります。国道141号線に合流となりますので、ここでようやく山道を攻略したことになります。噂通り、峠道は本当に寂しい空気が漂う世界なので、ここを通る方は太陽の出る明るい内に通ったほうがいいかも。また細い道なので、対向車が来るとパニックになる可能性もあります。

 〇ようやく峠道を攻略 11時10分

国道299号線と国道141号線の交差点近くにローソンがあったので休憩を取ります。峠道や山道を走るのは苦じゃありませんが、それでもちょっと疲労感が襲ってくる感じがします。ずっと山道を通っていたから人気のある道に出られたときはどれだけ内心ホッとしたか・・・よく覚えてますね。

 〇松原湖 11時40分


国道141号線を南下し、八ヶ岳高原線の「松原湖駅」の近くにある交差点を県道480号線に右折すると松原湖。観光客が誰一人おらずとっても静か。湖の周りをグルッと一周出来る遊歩道があるそうですが、この時にまさかの雨が降ってきて、しかもかなり寒くなってきたので今回は断念して足早に車に戻りました。

 〇白駒の池 12時35分

県道480号線を西に進むとまたまた国道299号線に合流します。「ん?299号線ってどこまで続いているんだ!?」・・・なんてことを思わず言ってもうた。山道は完全に消えたと思ったのに山道がまた再開。そうして到着した「白駒の池」の看板。ちょっと寄ってみようか?対面に駐車場がありますのでそこに止めます。



ちょっとした登山道っぽい道を通り10分程すると白駒の池が見えてきます。この辺りに自生するコケが綺麗で見物でしたよ。すぐそばに山荘があって、雨も降っていることだし温かい飲み物を購入しようと思ってメニューを見たら、なんと平成天皇の子供が宿泊した写真が飾られていてビックリ。

 〇郷土料理の店 大東園 14時00分


車を止めた駐車場にも売店があるのでちょっと立ち寄って温まります。そして国道299号線をさらに西へと走ったところで時間が12時を回りましたので昼食タイムに入ります。ちょうど蕎麦屋があったのでここで決定。店の中には囲炉裏があって風情を感じます。

 長野県の道の駅散策を始めます

雨も相変わらずのシトシト降りで、八ヶ岳の山容は完全に雲の中。ここまで来たのに展望ゼロはショックも大きい。自然相手に何を言っても仕方ないので、ここは気持ちを完全に変えて「道の駅」散策に走りましょう!

 〇道の駅 こぶちざわ 15時25分


県道11号線を南下すると見つかる道の駅。木々に囲まれた道の駅で割かし静かな感じがします。大渋滞でしたが・・・ここで富士山の湧水で作った瓶サイダーが売っていたので衝動買いで購入してみましたが、飲んでみても普通のサイダーと何ら変わりなし。まぁ、そんなもんなんでしょう。

 〇道の駅 信州蔦木宿 16時00分


国道20号線沿いにある温泉施設やバーベキュー施設が備わっている道の駅です。施設自体も綺麗なので次にまた来ようと言う気が起こります。釜無川が横を走っているのでどんな川なのか見に行こうと思いましたが、残り時間が怪しいため今回は向かわず。

 〇道の駅 はくしゅう 16時25分


信州蔦木宿から国道20号線をさらに南下すると右手に現れる道の駅。「日向山」が近くにあるのでここを拠点とする登山者が多いと聞きます。にしても日向山?どんな山だろう?道の駅内に人工的に作った河原がありましたが、何とも涼しげな感じでしたので長居してしまいました。

 〇ラストに道の駅 にらさき 17時00分


ラストの道の駅は「韮崎IC」に近い場所にありまして、道の駅はくしゅうから時間が結構かかっちゃいましたね。道路を挟んで右側と左側に歩道橋ならぬ歩道が架けられている建造物が目印です。道の駅としての施設は左の写真で言うと右側寄りとなりますのでご注意を。左はよく分からん施設でした。

今回の難路は国道299号線で間違いないです。特に十石峠がある武州街道はセンターラインの無い細い道が続きます。変な場所で対向車が来ると冷や汗が出てくるので、ここは運転慣れした方でないと対応が厳しいかと思います。これ以外の299号線はセンターラインがありますので安心と言っちゃ安心ですが、やっぱり運転に慣れていない方はあまり通らない方が無難・・・かと思います。夜は恐怖が襲うかも・・・かな?