鷹ノ巣山  2015年9月19日  天気:晴れ

シルバーウィーク突入!! 見事な秋晴れの5連休どこに行こうかな~(って実は9連休だったりして♪) って考えた結果、久々に里山にでも登ろうと思い計画を立てました。奥多摩が大好きなので、奥多摩で登っていない鷹ノ巣山をチョイス。でもこちらの山・・・上りが超キツイらしく、どの方のHPにも「キツイ」「うんざり」と言ったマイナスの言葉が目立ちます(>_<) え・・・?出発前から負のオーラ満開(笑)

・・・アクセス・・・

JR奥多摩駅で下車(終点) し、そこからバスに乗って『中日原』停留所に向かうだけ。難しい点は全くナシです。バス停は奥多摩駅を出た目の前。注意点としては中日原に向かうバスは平日のみの運行で、休日は中日原の1つ手前となる『東日原』が終点。でも大丈夫!その間は徒歩で進める距離(10分もかからず) なので(^_^) 今回は休日出発なので東日原からのスタートになります!

・・・所持品・・・

この山、侮ることなかれ!本気でキツかったです(泣) 今回の登山、多少なり暑さから解放された時期だったので飲料水1リットルくらいで足りましたが、真夏の7月8月なら2リットルくらいは持っていかないと脱水症状に陥るかもしれません。汗拭きタオルは絶対!日焼け止めクリームも絶対!夕立に備えカッパも!行きは急坂の登りっぱなしなのでストックもあるといいかもしれません。

 5時00分 連休の過ごし方はそれぞれ

電車は当然始発!道中で折り畳み自転車を担いで乗車する方がいました。おぉ、GIANTの自転車だ(;・д・) 一般平均価格が10万前後するもので(ガチだと50万以上!) 、サイクリング好きの私にとっては憧れの自転車。持ち主の方の筋肉がメチャクチャ引き締まっていました。

 7時20分 JR奥多摩駅に到着

東日原(平日なら中日原) に向かうバス停は駅前すぐ。バスが既に待機!奥多摩駅に到着する方に合わせ出発時間を調整してくれているのかな?東日原までは480円だったと思います。

 7時55分 東日原停留所

「東日原~次は東日原~終点です」

ここから歩いて中日原へと向かい・・・って、え?何で奥多摩駅方面に行くの??

中日原までの間に自販機が1台あり。ここが最後の購入場所です。炭酸飲料から清涼飲料水、お茶、コーヒーとラインナップは嬉しい限り(^_^) でも売り切れの場合もありますのでご注意を!

 8時05分 中日原を通過し鷹ノ巣山登山口を発見


中日原の停留所を見つけたら登山口までは残り100mくらい!ここまでで鷹ノ巣山を目指す登山者は私一人(汗) 乗車の方の大半は川苔山を目指すため途中下車し、残った何名かは東日原で降り鍾乳洞へ歩き始め、そして奥多摩方面に歩く人を除いては鷹ノ巣山へ向かう人間は私のみ。寂しい・・・

 ここより登山路


準備体操をして出発!最初の階段がちょっと急なので注意!! 民家の裏を歩き、木製の簡易ドア左にある登山道を進みます。誰もいないって言うのは時として寂しい・・・

 ここより登山路


すぐ横に川が流れているから涼しいです(^_^) 木漏れ日もいい味を出していますね(^o^) 友人に登山道の実況中継を(LINEで) しながら歩いていまして、意外にもSBの電波(3G) が届く届く!

 最初は上り+平坦の道



序盤は「急坂」と「平坦」が交互に続くので疲れも出ないし案外簡単!? 暑くなった身体には沢の水をかければ瞬間的に冷え冷え!これがまた気持ち良い~(^o^)

 秋シーズン!栗にご用心!

栗が落下してきて頭に直撃!これは本当に痛かった・・・

 8時50分 稲村山のコルって場所

鷹ノ巣山と稲村岩の分岐点に到着。この分岐点手前にあった坂道はなかなか強敵だった。気温もだんだんと上がり始め、汗がダラダラ喉はカラカラ。ちょっと休憩をとろう・・・

 標高差900mを一気に上ります



稲村岩へはたぶん5分もかからない距離なんですが、いかんせん足にダメージが出始めて向かう気が起きない。そうなんです・・・左膝に嫌な痛みが出るようになり普通に歩けないんです!そしてここから急坂がスタート!いよいよ鷹ノ巣山の難関(急登) に突入するって言うのに(>_<)

 茶色の地面に白いキノコが目立つ

マッシュルームの頭が尖がった感じのキノコ。遠目から見た時はドクツルタケ(致死率95%) かと思った。

 息が・・・ゼーハーゼーハー

やべぇ、侮りすぎてた・・・息が上がる・・・疲れがたまる・・・膝が痛い・・・。写真では全くピンとこないんですが、嫌な急坂が延々と続いています。マジでキツイ・・・(泣) ここら辺からSB3G電波が圏外になります。樹林帯の中で景色ゼロは苦しい以外何物でもない(>_<)

 10時15分 ヒルメシ食いのタワ

やっと平坦な道がでてきた。この辺りが「ヒルメシ食いのタワ(そう言う名称) 」と思われます。看板がどこかあるっぽいんですが、探す力がない。きっとタワで間違いない!

 とどめの急登



樹林帯の中、木々が綺麗で地面がフカフカ、紅葉は全くありませんが秋の山を歩いている気がします。そんな気持ちを見事にぶち壊してくれるラスボスが、その後に出てくる・・・なんかもうトドメの坂って感じの急登です(泣) 今回のルート上で一番の急坂で間違いないだろう。

 10時45分 山頂だ~

やっと山頂に辿り着いた・・・久々に疲れがスゴイ(>_<)

鷹ノ巣山、今回のコースで唯一眺望がきく場所がこの山頂。広域地図を持ってきていないので前方に見える山が何の山なのか全く分かりません(泣) コトコトお湯を沸かしている音や、カップラーメンをすする音が食欲をかき立てる。山頂で何枚か写真を撮った後、急いで下山します。

 10時55分 下山開始


奥の奥までどんより雲が覆っている。立ち止まるとヒンヤリした風が体に当たって寒い・・・着替えが1着しかないし、ここで着替えたくもない(温泉で着替えたい) !昼食に用意した「おにぎり」は歩きながらモグモグと。そして石につまづいて一個犠牲となりました。歩きおにぎりは禁止だね(>_<)

 標識

そういやぁ標識が結構設置してある気がする。
「奥多摩駅方面は・・・奥だな。間違えずに進めるんで助かります」

 自然の世界は恐ろしい・・・

木が・・・根元から倒れている!なんでこの木だけが??

 11時55分 六ッ石山肩の分岐点


分岐点から六ツ石山まで往復10分で行けますので寄り道します。坂道が出てきますが鷹ノ巣山の手前にあった地獄の坂道と比べればたやすい。

 12時00分 六ッ石山

六ツ石山の山頂でちょうど12時。山頂に3組の登山者おりまして皆さま食事タイム。ここの景色はちょっと木々が遮ってしまい鷹ノ巣山の景色とは寂しい感じです。でも山頂広場はとても広いので食事や休憩を取るのには絶好の場所でしょう!

 ところどころで出てくる悩ましい場所

① 標識や赤布が全くない分岐点です。おそらく直進も左も最終的には合流と思われますが、今回は平坦なコース(直進) を選択しました。・・・で、コースアウトすることなく行けました。

② 続いて標識のある分岐点ですが朽ちていました。標識を直し、さてどっちに進もうか?奥多摩駅に向かう場合は直進。もし右に行ってしまうと奥多摩まで遠回りして向かうことになり大ダメージを食らいます。ただ今回は登山道崩落につき通行禁止になってました。


③ 太陽の光が差し込まない場所の粘土質道。「うわっ!滑る!」何度かこけました。さすがに危ないので粘土道を避けて木々の生える道(道じゃない道) を選択。ここで治りかけた膝の痛みが再発・・・

④ 標識がない分岐点です。私は左に曲がって結果ゴールに着きましたが、直進するとどこに行くんでしょうね?登山道が少々荒れているので誤ったルートなのかな?ちなみと直進方向に赤布が見えたのでまっすぐ行く人も少なからずいそう。こういった場所には標識を立ててほしいです!

 13時20分 鷹ノ巣山のゴール


途中にあるUターン分岐点で「奥多摩駅方面」に向かえばあとは一本道!奥多摩駅横の工場群が見えるようになりゴールが近付いてくる感がしてきます。その後コースを邪魔する茂み(草がボーボーでした) を越えて道路が見えてきたらゴール!ここにきてようやく安心できました(^o^)

 手を洗っていいのかな?

林道を歩くと民家がチラホラ。そこに湧水があり、なんと柄杓までご丁寧にある!手を洗っていいのかな?粘土質の道を通った際にこけて汚れちゃったので、感謝しながら利用させて頂きました。

 13時35分 ショートカットを経て神社を発見


林道を全部歩くと時間が30分ほど多くかかりますのでショートカットコースを歩きます。ちょうど頭の位置にジョロウグモの巣がありますので避けながら通行。ショートカットの入り口には標識がしっかりありますので迷うことは絶対にありません。そうして歩いた先に神社を発見しました。

 意外にも車道が長いな・・・


神社を抜けたすぐ先に「右に行くか、左に行くか」の分岐点が出てきます。標識がないのでちょっと考え込んじゃいましたが駅方面の左ルートを選択。まぁどっちに行っても最後は合流するでしょうね。そうして林道から市道に変わり、最後はどこかの施設横を通って国道へ!

 13時55分 奥多摩市街だ~

汗だくなので温泉に入りたい!! いつもの温泉「もえぎの湯」に行きましょう。その途中、キャンプ場を横目に見ていたら何とも楽しそうな雰囲気が!楽しそうだな~私もテントを持ってきてキャンプを楽しみたい!

 14時05分 お馴染みの「もえぎの湯」


温泉に入ってどれほどスッキリしたか。そしておまちかねのビールで一人乾杯!焼き鳥にたこ焼とアツアツの食べ物+冷たいビールの組み合わせは最高!至福のひと時を味わっています。

 16時05分 ホリデー快速に乗車し爆睡♪

帰りはホリデー快速で新宿までLet's Go!! 乗車時間に合わせるため「もえぎの湯」で軽く寝てました。体調万全!空腹解消!ビール旨し!そんなほろ酔い気分で乗車したもんだから当然のこと爆睡するわけです(笑) 今日は楽しみましたね。膝の痛みが若干残りましたが何とか歩けそう!

感想 ⇒ 鷹ノ巣山は侮らない方が良いです。上りの序盤は特段大変って感じはしませんが、中盤から終盤にかけては本性を出してきます。急登を上るシンドイさは奥多摩1位かな?暑い日は飲料水を多めに持っていくことを推奨。下山はなだらかな道なんですが、ここを上りにするとダラダラ坂道がきっついと思います。どっちから攻めるにしろ簡単に登頂はさせてくれない鷹ノ巣山でしたね。