荒島岳①  2015年1月24日  天気:曇り時々雨

ついに始まった北陸地方の初の登山!しかも夏山ではなく冬山。北陸の天気は関東とは違って曇りだったり雨だったりの不安定な天候が続くため、本当に晴れ天気が土日にドンピシャしないと計画も立てられません。金曜日まで雨予報だった土曜日が、当日晴れに変わったので急いで登山計画を考え、急いで準備を整え、急いで出発したというワケです。金沢駅の近くにモンベルがあって本当に助かった・・・

・・・アクセスについて・・・

都内からだと米沢or名古屋経由で進むことになるのか?北陸新幹線が開通したら絶対にこの新幹線を使ったルートになるでしょう。向かう駅は勝原駅で福井駅から九頭竜線に乗った20駅先の駅。この駅にはコンビニはなく自動販売機・・・は、あるんですが調査不足で大丈夫なのか不安のまま。どなたか調べてもらえると助かります。電車のダイヤ良くないので越前大野で前泊するか、登山口で前泊するか。

・・・所持品・・・

雪質に合わせアイゼン、ワカンのどちらか、もしくはどちらも持つ必要があります。アイゼン+ピッケル、ワカン+ストック。ワカンでストックなしはキツイ。サングラス推奨。日焼け止めクリーム必須。ゲイター絶対。出目帽やゴーグルは強風が吹くと必要となるのでこれも必須。スノーシューやスキー板で登っている方がいました。飲料水は2リットル。非常時のためテント、寝袋、カッパなどで20kg以上。重かった・・・・

 15時55分 金沢駅より中継です(笑)

これまで出発が都内スタートでしたが今回より金沢駅が起点となります。そこだけご注意願います。荒島岳へはJR福井駅、そしてそこから九頭竜線に乗ってJR勝原(かどはら) に向かうことになります。レンタカーでも良かったんですが凍結の心配があったので却下。サンダーバードの発車時刻まで残り5分でした(笑)

 ビールを買う余裕もなかった・・・

サンダーバードは富山駅と大阪駅を結ぶ電車で、その経路の中に金沢と福井が含まれています。車内はガラガラでしたね(笑) 間に合ってよかったよ・・・。乗車時間は約1時間、爆睡すると致命的なので寝ないようずっと起きてました。終点は大阪。その間、LINEで親しい方へ「行ってきます」メッセージを送信。

 16時50分 福井駅にまず到着

福井駅に到着し、これから九頭竜線に乗り込みます。1両編成(2両編成もあるらしい) で1番ホームの奥に九頭竜線2番ホームがある特殊な構造になっています。私は最初は「え?どこ?」って言いながら迷いました。いやでも、1番線の反対に2番線が来るのは至って普通。なんで迷ったんだ?

 越前大野駅から一人ぼっち

九頭竜線、福井駅から目的の勝原駅までは20駅先!昔は勝原駅が終点でしたが今は九頭竜湖駅がさらに奥にできたため、寝過ごしが許されない!なのでずっと起きて苦しかったです(笑) 途中の越前大野駅で多くの乗客が降り、そして車内は私一人だけになってしまいました。突然の変わりようで驚きましたね。それと左の写真は越前大野駅じゃありません。右の写真が越前大野駅です。

 気を付けて行ってきますね!

それでも途中から乗ってきた"おばあちゃん" から写真を1枚撮ってもらう。「ま~どこまで行くの?」「勝原駅で荒島岳へ」「まぁまぁお気を付けなさいよ」・・・と次の駅で降りていった"おばあちゃん" 。気を付けるね。

 18時10分 JR勝原駅

勝原駅に到着しました。乗車する方ゼロ。降車する方は私のみ(汗) なんか色々な意味で悲しい。

 遅い時間に出発した理由

荒島岳は往復で8時間30分が必要とされており、次に九頭竜線の始発で勝原駅着は10時33分!そんで再び福井駅に戻れる終電は18時46分!引き算すると8時間13分しか余裕がなく計画時点から厳しい状況でした。なので登山口でテント泊(前泊) しようと思ったワケです。ほかにも効率の良い方法はあるんですが、急ぎの計画の中でそこまで頭が回りませんでした(汗) そんなこんなで勝原駅には遅く向かったのです。

 勝原駅の駅舎

勝原駅から予定していたテント場までは徒歩15分程。駅舎の中に登山届BOXがありますので書いていきましょう。余談ですが、今年に入ってすでに遭難事故(死亡事故) が発生しています。

 周辺を歩いてみます

駅の周辺を歩いてみましょう。事前サーベイですとコンビニや自動販売機は皆無で寂しい場所と紹介されていました。そんで私の感想もまさにその通り。集落で民家はありますので緊急時の対応は取って頂けるでしょう。とても真っ暗なので写真に何が写っているのかサッパリだと思います・・・でも後編に書いてありますが、近くの自動販売機が新設されているようなんです。購入時間制限があるのかわかりませんが後編を参照願います。

 こちらが駅の時刻表

とても本数が少ないですが、まだマシな方だと思います。

 ワカンの調整とまさかの悲劇!

今回はワカン使用は必須でしょう。今のうちに調整しておきます。そんな中、まさかの雨が降ってきました。外に出ると思いのほか強い雨です。こんな状況でテント場まで行くのは面倒!どうしよう・・・

 19時30分 夕食に取り掛かります

1時間経ちましたが雨止まず(泣) そしてお腹は減ってきた(汗) 荒島岳には山荘もなく、また飲料水を購入できる場所もなし。水がなくなる=脱水症状となるので、極力購入した水を使いたくありません。なのでご飯に使う水は雪から作ることにします。難しくもなく、コッヘルに雪を入れバーナーで温めれば出来上がりです。ただ少し水を入れておかないとコッヘルがコゲます。またコッヘルに霜が付くので定期的にふき取ります。

 20時25分 ラストの九頭竜湖駅行きの電車

九頭竜湖駅行きの終電が到着しましたが降車の方ゼロ(´Д`) ただいまの気温は6度。

 21時30分 ラストの越前大野駅行きの電車

越前大野駅行きの終電が到着しましたが乗車の方ゼロ(´Д`) ただいまの気温は5度。

 22時00分 寝床完成

もう誰も駅舎を使いに来ないでしょう。エアーマット、寝袋を敷いて寝床完成。もしテント場であれば色々面倒なことが待っているだろうってことで、結果的に駅舎に泊まって正解だったのかもしれません。サングラスを付けているのは駅舎の電気が付いたまんまなんです。まぶしい!22時になっても消灯しないから絶えず付いたまんまなのでしょう。でも24時に目が覚めたとき、電気が消えていた・・・誰かが消しにきたのか??

駅舎に泊まったおかげでザック内の物を荒らさずにすみました。暖房等は全くありませんが駅舎の中のほうが断然暖かいしね。明日は4時くらいに起きて朝食を取り、5時30分くらいになったら出発します。雨止んでくれるかな?22時になっても24時になっても雨が降ったままで気分はどんどんブルーになっていきます。北陸初の登山で北陸天気に泣かされ断念となるか?それでは次ページをご覧くださいませ。