皇海山①  2015年11月21日  天気:曇り

「すかいさん」と読みます・・・が、絶対に読めないハズ(汗) 登山口までのメインルートは3つあり、1つ目は「わたらせ渓谷鉄道」を使って足尾銅山より進む(主に公共交通機関) ルート。2つ目はマイカーを使って「追貝」から進むルート。3つ目もマイカーで根利」から進むルート。マイカー利用の場合は2つ目か3つ目を選択することになりますが、憎々しいダート道が行く手を阻みます。

・・・アクセスについて・・・

今回は「追貝」からのルートを選択。ダート道を1時間30分かけて走破。「根利」ルートも同様の時間が必要でしょう。足尾銅山ルートは日帰り不可能。日帰りの場合はダート道を避けることはできません。沼田駅から登山口までタクシー利用20,000円前後。バスの場合は追貝で下車し最後はタクシー利用(15,000円前後) 。コンビニは椎坂トンネル(国道120号線) の先にあるセブンイレブンが最後なので通過に注意。

・・・所持品・・・

レインウェア、グローブ、ゲイター、防寒着、汗拭きタオル、飲料水(1リットル) 、簡易食料。温かい飲料水を持っていくと良いかも!木々に氷が張りついていたので5度まで落ち込んでいたと思います。風が吹いていたら2度まで落ちるかな?ストックは重宝すると思いますが後半ジャマになりかねないので私は携行せず。気温が低く、汗が急激に冷えるので着替えを持っていくと低体温症を避けられます。

 11月21日 21時15分 痛恨のダメージいきなり

外環道の和光IC辺りでクレーン車がぶっ倒れる事故が発生し、なんと外環道が通行止め!事前情報で「外かく環状」を選択し見事渋滞を避けたと思ったら・・・ってこっちも大渋滞じゃん!いきなりの痛恨のダメージをくらってテンションいきなりガタ落ち(>_<) 道を急いで変えましょ!

 腹が減っては戦はできぬ!

外かく環状が使えないので路線変更。国道254号線を辿って関越道の東松山IC(約2時間) を目指します。道中で腹のムシが鳴き始めたのでコンビニでハンバーガーとアイスコーヒーを購入。お腹が満たされ生き返った~(笑) マクドナルドに行こうとしていたんですが満席御礼で断念。

 22時30分 ガソリン補給

国道254号線を辿って東松山ICまで残り10km の付近。そろそろガソリンメーターが危うくなってきたので満タン補給。ここ数年の間にドトール併設のスタンドを見かけるようになりましたが、そのドトールの駐車場ってどこにあるんだ?まさかスタンド駐車じゃないよね?

 22時50分 関越自動車道に合流

23時30分に駒寄PAに到着して30分程度の仮眠・・・zzz 手洗い場のそばに厚切りベーコン串の看板がありまして、美味しそう・・・(^_^) こう言ったグルメ商品って好きなんですよね~。


日付が変わった0時30分に赤城高原SAに到着。仮眠を取ったとはいえ眠気が再び爆発してきたので、ここで夜食+仮眠。台湾ラーメンが名物のようで、なんと辛味!他のメニューはガン無視で注文!さてさて味はと言うと・・・私の好みとちっと合わなかったかな?

 1時15分 椎坂トンネル通過

沼田ICを降りたら国道120号線(日光尾瀬方面) を走行。車が数台走るか走らないかの寂しい雰囲気です。途中に2013年に開通した椎坂トンネルがあり、これが完成したおかげでクネクネした山道を大幅カットできます。これには本当に感謝!いやぁ~助かります!

椎坂トンネルを通過するとセブンイレブン一軒あり。これ以降コンビニなし。吹割れの滝まで行ってしまった場合は引き返すのがベスト。距離もそれほど離れているワケではないので巻き返し可能です。

 1時40分 吹割れの滝駐車場

真夜中のダート道走行は精神的に来るので太陽が昇るまで待機。目の前の緑色は自販機。

ホラーゲームに出てくるワンシーンみたい・・・(゚o゚;) 写真ずっと奥に人影が写っているの分かりますでしょうか?写真からじゃ見えないか(汗) 通行人だと思いますがビクッて体が反応しちゃいました。さてさて、せっかくここまで来たんですから、夜の吹割れの滝でも見に行きましょうか?ドキドキ・・・

ここが吹割れの滝!真っ暗で何も見えません!ゴーゴーと豪快な音が・・・って、いやいやホントに怖い!笑えないです。心霊スポットにある程度の耐性を持っていますがここは心霊スポット以上で強烈。真夜中のダムや湖に匹敵する恐ろしさでスリリング100%です。なんだか「常世」に連れて行かれそうな感じがして精神がおかしくなりそうでした(汗) 向かう際は全光束(ルーメン) の高いライトを!

 2時30分 就寝

(-_-) zzz…

 

無事に車に戻ってこれた安心と言ったらもう・・・おやすみなさい・・・zzz

 5時25分 おっはようございま~す

これよりダート道編を開始。まずはおさらい。ダート道の起点「皇海山キャンプフォレスト」の手前まではスマホでMAP表示(GPS探索) しながら進めば100%辿り着けます。車ナビはルート表示されない可能性あり。別に難しくもないルートですが、民家の横を通り抜けるので速度の出し過ぎには注意。

 順調に車を走らせます

Check1とCheck2の場所に「皇海山はこっち」の看板が立っています。

Check3には「皇海山こちら」「落石注意」「遭難多発」と言った案内+注意喚起の看板が目立ちます。ここから先はほぼ一本道となり皇海山登山口までダート道が続きます。細い道なので対向車が来たら路肩に寄るか、路肩が無い場所なら路肩のある場所まで戻るか・・・疲れそうな道だ(泣)

 6時05分 最初の分岐点

アスファルト道を走ると最初の分岐、左手に「NHK放送局」、正面に「正規ルート」の分かれ道が出てきます。皇海山方面は正面の正規ルートが正しいので直進。写真左下の黄色枠で囲まれた画面は登山用GPS機器のモノで、スマホ内蔵のGPS機能のモノではありません。

 6時15分 2つ目の分岐点

2つ目の分岐点で看板がなかったら100%迷う自信あり(爆) 道路右に設置されている看板、分岐の位置関係が微妙にズレていますが左側が正しいルートで右側が間違いです。仮に右側を走って行ったらどうなるか・・・?ひたすら進んだ先は行き止まりになります。時間の無駄ですから左側を進みましょう。

 6時25分 3つ目の分岐点

しばらく進むと突然開けた場所に出てきて3つ目の分岐。左側の道は常時ゲートが閉じられているので直進するしか手はありません。仮に左の道を進むとどうなるか・・・最終的にドン詰まりになってご臨終です。それより真上に伸びる送電線との距離が妙に近くて怖い・・・

 ダート道との戦いVer1

ガタガタ・・・ゴトゴト・・・ガックンガックン!

「落石注意の看板」に「古びたカーブミラー」。この先何度も見かけます(笑)

さぁダート道の開始(手前にもチラホラあります) !30km/hで走ると危なっかしいので10km/hから20km/h内での走行が良いです。右に左に上に下に揺れますので(笑) 轍が付いて割かし良好なダート道と言えるかも?この道が20km程続きます。対向車よ・・・頼むから来るなよ。

 あれは・・・キジか?

ん・・・?あれは何だ?鳥が道を横切ってきて急ブレーキ!! キジっぽいけど・・・

 7時00分 ルート上、唯一のトンネル

ダート道を走行してから約1時間でトンネル登場。最初で最後のトンネルです。ここまでで2/3攻略って感じでしょうか?マイクロバスでも悠々通り抜けられそうな天井の高さにビックリです。

 ダート道との戦いVer2

路肩がない・・・こんな所で対向車に出会ってしまったら悲惨(泣)

水たまり登場。雨が降った翌日は100%出会うことになるでしょう。

 7時20分 ラストの分岐点

ラストの分岐点。ここまで来たら10分で登山口に到着です。左折は山深く入る林道につながってサヨナラに陥りますが、ゲートが常時閉められているので進入不可です。真っ直ぐ進んじゃいましょう!

 7時30分 皇海山登山口に到着

そして1時間30分かけて登山口に到着。駐車場を発見したときは気持ちや疲労は結構なものになってました(笑) ダート道嫌いのため当初ここを自転車で走ろうかと考えていましたが、やっぱり止めて正解でしたね。本当に1時間30分かかるとは思いませんでした。夜走行もしなくて正解(^_^)