巻機山①  2014年3月28日  天気:晴れ

武尊山は敗退、八ヶ岳は強風、茶臼岳は猛吹雪(ノД`) だから次こそは晴天無風の登山を何としても成功させたい!週間天気予報を毎日調べながら次に向かう登山の候補を探しておりましたが、土曜は晴れなのに日曜日は雨と言う私にとっては複雑な気分の予報。自然が相手では分が悪すぎるのもあるし、気持ちを切り替えて土曜日だけでも満足できる登山をと思い、巻機山(まきはたやま) を選びました。

 21時30分 Cyber Stationで状況確認

巻機山は往復8時間を費やすロング工程で、しかも今回は雪山。日帰り登山を達成させるには朝の時点ですでに現地に到着していることが望ましい。車利用なら特に問題ないことでも公共交通機関利用は前日乗りをしないと達成は無理です。仕事を終えて家路に着き、用意を済ませて駅に向かいます。新幹線の乗車状況を確認(Cyber Stationが便利) していますが、指定席が完売じゃないか!

 21時50分 JR大宮駅で上越新幹線に乗り込みます

上越新幹線、新潟行きの終電に乗るんですが"Cyber Station" 情報の指定席が満席ってのには正直驚きました。この調子だと自由席も満員だろうな・・・ってなワケで私はグリーン車を選択。大宮駅から乗車したのはグリーン券が2,000円になるからで、東京駅からだと3,000円になっちゃうんですよね。

 22時00分 上越新幹線が到着

「上越新幹線Maxとき353号 22時06分発 新潟行き」が18番線に入線。目的地は越後湯沢駅よりも先となるJR浦佐駅。そして今宵の宿泊施設はJR六日街駅。乗り遅れた場合はここで登山は終了でした。いやぁ~間に合ってよかったよかった(汗)

 安心感から衝動買いでビールを購入

車内販売で新潟限定の地ビールが売られていたので衝動買いで購入。グリーン車のゆったり感を味わいながらビールを嗜みます。冬山に加え本日の宿泊に備えてと用意した物で13kgオーバーとなりましたが、そんなデカデカザックもグリーン車では余裕。前席とのスペースが十分に取られているため身動きが取れないって心配がありません。大宮駅から浦佐駅に支払った金額は約8,000円となります。

 23時20分 JR浦佐駅で上越線を待ちます

新幹線のゆったり気分も終了となり、まず最初に着いたのが浦佐駅。ここから「23時57分の石打行き」の上越線に乗って六日町駅を目指しますが、終電が23時57分って改めて考えるとスゴイことだよな。都心ですら22時終了とか23時終了とかが多いのに。今回のプラン達成にはこの終電時刻が決め手でした。

 JR浦佐駅前をブラブラ

現在終電を待ってます。浦佐駅近くにセブンイレブンがありましたのでブラブラ立ち寄ってみましょう。セブンカフェでホットコーヒーを購入し温まります。外は意外にも暖かく気温も8度と高い。4月に入るし今日あたりから夜の気温も上がるんだろうな。

 気合を入魂!

明日の登山成功を願い「やったるぜ!」の気合を入れた記念写真。背負っているザックが相当重そうだなと近くにいた乗客の方に驚かれました。色々と詰まっていますからね~

 23時55分 終電到着

終電が定刻ピッタリに到着。この電車に乗って2つ先にある六日町駅まで進みます。室内は暖房が利いているのか温かい。新幹線での寝過ごしを避けるためひたすら起きていましたが、それも今度はここで最高潮の眠気が襲います。だから寝ました・・・なんてことをすると寝過ごして大変なことになるので耐えます!

 0時10分 JR六日町駅

上越線のドアは手で開けるシステム。本日の目的地である六日町駅に到着しました。

 最寄りのコンビニへ向かいます

日付が変わりました。浦佐駅は近くにコンビニがあるのに対し六日町駅はない?・・・マズイな、食糧調達が出来ないかも!? ってなワケで、そうならないように事前に確認をしておきましたが実は近くに1軒あります。駅から200m離れており駅から陰になって見えませんが(新潟県南魚沼市六日町2840-1にあるセブンイレブン) 最も近いコンビニでしょう。本日の夜ご飯と明日の食料を無事に調達出来ました。

 0時30分 バス停の場所を確認しておきます

コンビニは西口側でも今宵の宿泊場所は東口側なんで、不便と言ったら不便なのかもしれませんが、次に近いコンビニは800m離れていますので便利と言ったら便利。片手に色々な物資を抱えて宿泊場所まで歩きます。終電に合わせてタクシーも数台待機していましたね。バス停の位置もしっかり確認!

 今宵の宿泊場所に向かいましょう

さてさて、その宿泊施設って言うのがホテルとか民宿とかではなく、また温かい布団やベットで寝るのでもなく、実はテントの中に入って寝袋に包まって寝るんですね。つまり野宿ってワケ!この時間だとホテルもチェックアウトで入れさせてくれないのでテント泊を決行。荷物が重くなったのはそれが理由だったんです。

 0時40分 ここで野宿します

ドコで寝たのかは伏せておきますが、あえて言うなら駅から数分歩いた橋脚の足元でテントを張っています。雪解けが始まっていて辺りはベチャベチャの泥だらけになってテントを張るには困難。何とか見つけた場所も石が敷き詰められてとても痛い場所。橋脚の下を選んだのは雨防止のためです。

 1時00分 1人祝杯を満喫中

野宿するのって何年ぶりなんだろうか・・・マウンテンバイクに乗って箱根や秩父に遠征し、神社や公園なんかでテントを張って夜を過ごしたあの頃が懐かしい。今日はビール、みそ汁、たこ焼を食して翌日への鋭気を養います。耳を澄ますば聞こえてくる川の流れる音と車の通る音が懐かしい。日ごろの仕事三昧の世界から解放されているんだな~って思う瞬間です。朝方3時の気温は0度まで落ち込みました。

初日は特に問題なく終了。問題があったとすればテントを張る位置か?雪の残り具合は行ってみないと分からないのもありましたが、思ったよりも状況は最悪で、コンクリ地面は溶けた氷が川を作っていて組み立て不可。土手も水を含み過ぎてテントを張れる状況ではありません。今回張った場所は石のトゲトゲ感触が伝わってくる劣悪環境。エアーマットを使って対処しましたが、テントが破けなくて良かったよ。 ホッ・・・