金峰山  2011年10月10日  天気:晴れ

長野県と山梨県の県境の山。瑞牆山に登ってから気になりだした山です。前日の御岳山・大岳山に飽き足らず、その翌日に登山計画を練っています。前日の疲れも多少なりともありますので、瑞牆山荘からのコースではなくショートカットの大弛峠コースからと考えていましたが、前日情報を見たら自然災害による通行止め措置がとられていた!あぶね~(汗) 知らずに行っていたら完全に死亡フラグだった。

 3時40分 須玉IC

中央道の須玉ICで降ります。ここから下道を通り目的地の瑞牆山荘を目指します。今回のルートは、須玉ICを降りT字路交差点(須玉インター入口) を左折で清里ラインに合流。次の交差点(桐ノ木橋) を県道621号線に向けて左折(当時Family Martが交差点右側にあった) 。以降、県道番号がコロコロ変わりますが、県道23号線に入れば勝ったも同然。後は地図とにらめっこして山荘を目指しましょう。

 5時15分 瑞牆山荘付近

瑞牆山荘に向かう県道23号線の途中で鹿がピョンと出てきました。本当にピョンと出てきます。スピード出しすぎには要注意です。それからしばらくして瑞牆山荘近くにある無料駐車場に車を止め、その後、準備を終えたらすぐに出発です。朝とは言えまだ周辺はまだまだ真っ暗。だから写真のピンボケが半端ね~。後日談ですが、鹿の目にライトを当てると動かなくなりますので注意!

 5時50分 富士見平小屋


だんだんと明るくなってきましたね。富士見平小屋に到着です。テント場がそばにありますが、まだ動きはない様子。この時間じゃあまだお眠りでしょうから静かにテント場を通過します。

 坂道が少し大変


富士見平小屋の右手に金峰山へ向かう道があります。ここから少しきつめの坂が出てきますので、無理せず休憩を取りながら進みましょう。体がだんだんを温まってきました。まだまだ体力的にも余裕~

 6時30分 大日小屋です

大日小屋の前で視界が一度晴れます。ただ少し歩くとまた木の中に入って見えなくなりますので堪能はしっかりと。大日小屋近くにもテント泊が可能なスペースがあって数名テント泊中。ここの方たちも動きはなく誰もテントから出てきていない様子。なのでここも静かに通り過ぎます。

 6時50分 大日岩の中腹までは正規ルート

瑞牆山荘から始まる金峰山コースの特徴としては、石や岩と言ったゴツゴツする場所が多いってことでしょうかね?このゴツゴツ感は瑞牆山と同じです。さてさて、大日岩の中腹まで頑張って登りますよ。大日岩の中腹まで登り、そしてその場を振り向けば綺麗な景色が迎えてくれます。

 心臓破りの坂


胸突き八丁と呼べそうなコースですな。おそらくここが一番大変な場所かと思います。写真で分かる通りゴツゴツしたルートで、浮石も潜んでいるので足元には注意しましょう。くぅ~きちぃ~

 視界が一気に晴れた!

山頂付近にある五丈岩が見えます。稜線からニョキって飛び出ているヤツです。


心臓破りの坂を登ったら森林限界!視界が一気に晴れます!突然の景色に「すげ~」と言ってしまった。それくらいの迫力があります。写真でこの素晴らしさを伝えることは不可能なので、気になった方は是非来てみて下さい。右を向けば富士山、左を向けば瑞牆山が一望出来ます。本当にスゴイです。

 8時15分 ヤセ尾根通過中・・・山頂まであと少し


基本ヤセ尾根(?) なので、場所によっては石と石の間を飛び乗ったりする場所が出てきます。それでも山頂が見える気持ちの楽さはあるので、ちょい大変ではありますが、この道は楽しみながら登れるのではないでしょうか?ちなみと私は楽しみながら登ることが出来ました。

 8時30分 2599m、金峰山の山頂に到着

富士山は登るより見る方が良いですよね~

右下の岩がボコボコっと飛び出しているのが瑞牆山。中央奥に八ヶ岳。

ちなみと五丈岩は山頂じゃありません。う~ん、ちょっと顔が固いな。


山頂からの景色は富士山が特に際立ち、続いて瑞牆山、八ヶ岳など、その眺望の素晴らしいことと言ったら(^o^) 快晴で360度の景色が見渡せます。山頂近くにある五丈岩は見た目と違って意外に大きく、そこに登る人がいましたが見てる側はめちゃくちゃ怖い。頼むから絶対に落ちるなよ!

 後悔しないよう稜線の景色を堪能中


この山の景色は本当に最高!これはもう連続登山して大正解でした!木々が紅葉して良い感じに色づいています。樹林帯に入ってしまうとこの景色はもう見れなくなりますので、絶対に思い残しのないようにしましょう。右上の写真は金峰山小屋です。

 晴れるといい感じに映えますね~

木々に光が入るようになって樹林帯の景色はガラリと変化。赤、黄、オレンジ、緑が、光の反射でキラキラしているように見えます。山頂近くで出会った登山者の方が私より1時間早く下山していきましたが、なんと大日小屋付近でまさかの合流。「え!?もう下りてきたの?早いですね!」とびっくりされていました。そう、私の下りは早いんです(笑)

 11時05分 富士見平小屋に到着しました

風は涼しくて気持ちよく、木々の色合いや眺望は最高。富士見平小屋で金峰山の登山バッチをGET!

 11時35分 続いて瑞牆山荘に到着しました

ゆっくり歩いて瑞牆山荘に到着。駐車場に入りきらなかったんでしょうか、路肩にまでたくさんの車が止まっています。下山中に金峰山へ登る登山者の方とすれ違いが多かったんで、この大混雑の状況からも見て金峰山の人気が伺えます。確かにあの景色、また見たいって気分が起きます。

「瑞牆山と金峰山、どっちが大変ですか?」と聞かれたら、私は金峰山と答えるかもしれません。まず往復時間が瑞牆山より長いこと。次に胸突き八丁(名称不明) が瑞牆山の上り坂よりも大変だったってこと。最後にヤセ尾根通過に手間取る可能性があり難度が上がること。でもでも登山はそんな苦労がつきもの。金峰山は登る価値アリ!とても魅力のつまった山だと思いました。是非ご堪能あれ。